2010年09月

2010年09月28日

我が家は教育熱心?

先日、娘が学校から帰宅するなり、「夏休みの宿題で、間違いがなかったのはクラスで私だけ!先生から褒められた。」と言うのです。それはそのはず、親が確認し、間違ったところを直して持っていったのだから。

しかし、クラスで娘1人とは? 他の保護者は見直さないの?

妻の帰宅後、そのことを話してみると、「普段の宿題も確認しない人もいるから、そんなものじゃない?」との答え。

 

我が家は、教育熱心なのか?いやいや、そんなことはない。

子供は、無限の可能性を持っている。

その可能性を狭めないために、そして進む道の選択肢を多く持ってもらうために、親は知識と道徳を伝え、そして経済力の手助けを最大限に行えばよい。

 

仕事柄、大学生と接することがあり、高校受験や中学・高校での授業内容、そして塾について聞くことがある。

ほとんどの学生が、中学へ入ると塾へ通っていた。

理由は、学校の授業では、受験対策にならないからだそうだ。

学校の授業をしっかり理解しておけば、進学校に入れるという時代は遠い昔の話なのか!



kasumiso_hatabo at 14:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アレルギー・アトピー・マタニティ・離乳食・子育て 

2010年09月21日

薬物療法その4≪ステロイド剤の副作用≫

ステロイドの副作用が怖いからといって、医師から処方されたステロイドは使用しない。と話していた人がいました。でも、その人は市販されている虫刺されの薬は、抵抗なく使っていました。

ちなみに、市販されている虫刺されの薬には、ほとんどステロイド剤が含まれています。だからといって、副作用を考え、市販されている薬を使わないというのはいかがなものでしょうか。

また、漢方薬には副作用がない。といったことを聞くこともありますが、これは間違いです。漢方薬を含め、副作用のない薬はありません。もっと言えば、健康食品やサプリメントにも副作用はあります。

 

副作用を起こす主な原因は、薬の効果・効能を理解せず、症状を和らげることだけを目的に使用する。また、安易に長期間使用する。などがあげられます。

薬のことを理解していれば、副作用のことを過度に考える必要はないと思います。

 

薬のことを今一度考えてみてください。

また、薬のことを教えてくれる、信頼できる医師や薬剤師、医療の専門家を持つことは必要です。

 

ステロイド剤の主な副作用について、少しふれておきます。

既に、お話したように、ステロイド剤は、副腎皮質ホルモンの一つである「糖質コルチコイド:コルチゾール」を化学合成し、人工的に作ったホルモン剤です。

本来、微量ではたらくホルモンを外部から大量に入れることは、からだの様々な作用に影響を与えます。

また、糖質コルチコイドには、色々なはたらきがありますので、それぞれにおいて副作用を考えなければなりません。

 

1)皮膚の感染症(免疫抑制作用)、皮膚の萎縮(皮膚の非薄化・出血)、皮膚の肥厚、

毛細血管拡張(赤ら顔)、ムーンフェイス(脂肪代謝の悪化:皮下脂肪をためる)

2)皮膚のむくみ・少尿

3)生理不順・生理停止・脱毛・多毛

4)白内障・緑内障・網膜剥離(眼圧高進)

5)色素沈着(下垂体・副腎系機能の抑制:下垂体によるメラニン色素細胞の影響)



kasumiso_hatabo at 15:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アレルギー・アトピー・マタニティ・離乳食・子育て 

2010年09月08日

運動会の練習と熱中症

台風の接近により、大阪では久しぶりに雨が降り、また気温も昨日までとは違いずいぶんと過ごしやすいです。

今日は、暑さが多少和らいだものの、明日からは、また30℃以上の気温に戻るとのこと。

 

いつまで続くのか?と思いきや、娘の学校では運動会の練習が始まった。

ニュースでは、運動会の練習や本番中に、子供たちが熱中症とみられる症状で病院へ運ばれ、また中には入院を余儀なくされた子供がいたという話をしていた。

学校では、20分おきに休憩を行い、水分補給も指導していたとのこと。

へそ曲りな私としては、本当か?事故が起きたから後付で答えているのでは?

学校という所は、何か起こらなければ対策を考えない所だと、少なからず私は考えています。

 

そういえば、娘の学校から運動会の練習中での熱中症対策について、何ら連絡がないなと思い、娘に練習中の休憩や水分補給がなされているかを聞いてみた。

すると、少し早めに終わったが、休憩や水分補給はなかったとのこと。

これはまずい!

事故が起こるまでは何もしないな。と思い、早速、連絡帳を使い、担任へ熱中症対策について聞くことに。

娘の帰宅後、改めて練習中のことを聞いてみると、今日は休憩があり、水分補給も行ったとのこと。

そこで、連絡帳を開いてみると、熱中症対策について書かれていた。

内容は、朝と練習前の健康観察、休憩、そして水分補給等です。

 

これで、ひとまず大丈夫。

連絡帳に書いた以上、責任が明確になったので、やらざるを得なくなるな。

これで、事故が起こる可能性は、非常に少なくなる。

理由は、教師が責任を負いたくないからですね。

それにしても、タイミングが良すぎるな。

私たちが質問したことが要因なのか?それとも、あらかじめ対策を考えていたのか?

どっちでも、いいか!

子供の安全が確保され、加えて学校で事故が起こらなければ。

事故が起こらないということは、教師にとっても良いことだし。

 

当たり前ですが、子供は親が守る!

地域や学校は、守ってくれないです。

こんなことを書かざるを得ないとは、寂しい世の中です。

 

ところで、運動会本番や練習中での熱中症対策は、大丈夫ですか?



kasumiso_hatabo at 15:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アレルギー・アトピー・マタニティ・離乳食・子育て 

2010年09月03日

薬物療法その3≪プロトピック軟膏≫

アトピー性皮膚炎に使用されている、プロトピック軟膏について少し触れます。

 

主成分は、タクロリムスという化学物質であり、アレルギー反応に関係する免疫物質であるインターロイキンのはたらきを抑制する性質を持っています。

元々は、肝臓や骨髄、腎臓移植の際に、拒絶反応を抑制する薬(免疫抑制剤)として使用されています。

特徴として、ステロイド外用薬の長期使用で問題となる、顔面紅潮や皮膚萎縮などの副作用はありません。また、中止後のリバウンド症状もほとんどありません。

副作用としてもっとも多いのは、塗りはじめのほてり感やヒリヒリ感といった刺激症状です。ただし、一時的なもので少しがまんをすれば湿疹の改善とともに消失します。

 

注意が必要なのは、皮膚の感染症です。

主作用として、皮膚の免疫力を低下させアレルギー症状である炎症を抑えます。

しかし、同時に皮膚の抵抗力も低下させることになり、細菌やウィルスに感染しやすい状態になります。

また、長期間使用した時の有用性や安全性が必ずしも確かめられているわけではないので、ステロイド外用薬と同様、医師の指示どおりに慎重に使用する必要があります。

 

【副作用】

 

皮膚刺激感・・・灼熱感、ほてり感、ヒリヒリ感、しみる、かゆみなど。

皮膚感染症・・・毛のう炎、伝染性膿痂疹、単純疱疹、カポジ水痘様発疹症、白癬など

その他・・・できもの、ブツブツ、水ぶくれ、発赤、かゆみ、発熱、ニキビ、皮膚の乾燥、かぶれなど



kasumiso_hatabo at 16:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アレルギー・アトピー・マタニティ・離乳食・子育て