アレルギー疾患の種類とメカニズムⅠ型アレルギー:対処療法

2009年07月21日

産婦人科勤務の管理栄養士さんからのお話

 お付き合いのある、産婦人科で勤務している管理栄養士の方からの情報を少しお話します。
あくまで、その方が勤務している中で感じたことなので、内容が全て正しいとは考えないでくださいね。
少し、長くなりますがご勘弁!

 最近よく聞くのは、赤ちゃんのアレルギー発症や赤ちゃんが上手に食事(授乳)をしてくれない、不妊、婦人病などです。

《?》 母乳がまずい?
 赤ちゃんが上手に食事(授乳)をしてくれないのは、最近の母乳がまずいからだそうです。
上手に食事をしてくれないのも、夜泣きをするのも母乳が原因だそうです。(ストレスも良くないですが・・・。)
最近のお母さんたちは、油もの、甘いものなどの食べ物にたくさんかこまれて生活をしています。特にこういったものばかり食べたりしていると、母乳はとってもまずくなります。
だから、赤ちゃんは自分からお乳を飲まないようにしているのです。
 しかし、病院では母乳に良くないと知りながら、毎食油もの、甘いものなどの高カロリーでごうかな食事が出されています。これは、少子化になり、一度のお産にお金をかける人が増え、産婦人科も人気商売であり、波に乗らないとつぶれてしまうからです。矛盾していますね!

《?》 おいしい母乳は日本食から!
 では、どのような食事がおいしい母乳を作るのでしょう?
昔は、おもちが母乳の出を良くすると言って、良く食べさせられていました。
しかし、おもちはカロリーが高く、高カロリーのものを多く食べると母乳がつまってたいへんなことになります。また、デザートやフルーツは体を冷やすので、1回/食事で十分です。
 そこで、おこめ、さかな、野菜(根菜類)、梅干しやみそ汁(発酵食品)など、ひと昔前の日本の食事(食材)が、もっともおいしい母乳を作ると言われています。
おいしい母乳だと、赤ちゃんは一生懸命母乳を飲んでくれます。
根菜類は体を冷やさず、便秘を予防する効果があり、最近の健康ブームから気をつけるお母さんも多くおられます。

《?》 問題と思われる点!
?からだに良い、おから、野菜の煮物、酢の物、豆料理を残す方が多く、いわゆる子供の味付け(食事)を好む方が多い。(パスタ、ハンバーグ、グラタンなど)
?白いおこめを食べない。(どんぶり物、味付けご飯は食べるが、おこめのままだと残す方が多い。)
?もっと食べたいと思う物には、アイスクリーム、フルーツ、甘いものという意見が一番多い。
?たまご、牛乳、カフェインなどの食材を気にし、基本的にあまり食べない。ただ、気にする人は、体重を気にして残す方が多い。

《?》 食事を楽しもう!
 管理栄養士としての意見は、「食事を楽しんでほしい。」ということです。
たまご、牛乳、カフェインなどに敏感になるのは解りますが、おから、旬の野菜、豆類、海藻など、いろいろな食材で料理を楽しんでほしいです。
 子供の頃は、おからや魚などの食材が苦手(嫌い)というお子さんは多いです。
しかし、アイデアを出しながら手作り料理を作ると、「こんなにおいしくなるんだ。」とか、旬の食材の違いを感じることができると思います。
できあいの食事も良いですが、甘いものを食べることでのストレス解消より、ほんとにおいしいぜいたくな食事がおいしい母乳を作ります。
そして、赤ちゃんは、喜んで母乳を飲み、アレルギーなどの病気が起こらず健康に赤ちゃんは育ちます。


母乳について、もう一つ書き込みます。平成20年4月1日付の産経新聞朝刊に載っていた記事です。

=新生児の2割がビタミンD不足=
国内で生まれた新生児の約2割が、骨の形成に必要なビタミンDが不足している。と京都大学医学部の研究チームが発表しました。
ビタミンD不足が原因とされる、頭蓋骨を指で押すとへこむ「頭蓋ろう」の症状が、生後5?7日の赤ちゃんの約2割でみられた。とのことです。
妊娠中の母親の摂取不足に加え、ビタミンDは紫外線を受けて皮膚で合成されることから、日光浴不足も原因とみられています。
研究チームでは、「ビタミンDは、魚の油などに多く含まれるので、欠乏症を防ぐためには食事に注意するとともに、1日15分ぐらいの日光浴が大切である。」と話しています。

アレルギーだけでなく、妊娠中の食事・生活は、生まれてくる赤ちゃんに様々な影響を与えます。十分気を付けたいものですね。


at 15:33│Comments(0)TrackBack(0) アレルギー・アトピー・マタニティ・離乳食・子育て 

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