2010年05月05日
アレルゲン除去その4≪母乳について≫
母乳について、少しふれておきます。
◎母乳についての考え方
母乳についての考え方は、「母乳の中にある、何らかの分子が母乳経路で移行して子供のアレルゲンになる。」といった考えや、「たんぱく質そのものが移行するのではなく、アミノ酸の固まりや母親がアレルギーをもっていて、母親の抗原抗体の合わさったものが移行する。」との考え、また「母乳は関係ない。」などいろいろです。
そのような中、あまりRAST検査の値に振り回されて、数値を低くしよう、低くしようと思わない方がよいのではないか?と考えてしまいます。
肝心なのは症状であり、数値が高くとも症状が出ないこともありますものね。
大切なことは、母親が実際に食べたものの食事日記をつけてみて、「ああ、これなら大丈夫。」「今日は、こういうものを食べさせたら湿疹が出た。」など、よく子供を観察することです。
日本では、RAST値を下げることに頑張りすぎて、乳幼児の栄養不足や母親の食事ノイローゼが心配されています。
要するに、食べられるものを食べさせていく。RAST検査は参考になるが、絶対ではない。ということではないでしょうか。
しかし、現在いろいろな考え方があり、結論が出ていない段階であることも確かです。
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